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LIFE

  • 2022年1月14日

【加茂青砂の設計図】二番目の船「真漁丸」佐藤真成さんの物語①ラブレター

佐藤真成さんは、学校を卒業して以降の「漁師人生」を時代順に振り返った後、気になる言葉を口にした。「生きていく、それだけで精いっぱいだった。よく生きてこられたと思う。辛い思いさせたしな」。話が途切れた。サザエ網を同じリズムで繕う手を、休めようとはしない […]

  • 2022年1月7日

【加茂青砂の設計図】一番目の船「幸勝丸」大友幸雄さんの物語④故郷での暮らし

【土井敏秀】北洋での仕事はいずれも、半年ぐらいの操業だった。それ以外は地元に戻り、早春のサスラマス釣り、冬のハタハタ漁、ヤリイカ釣りなどで稼いだ。24歳で結婚、子供2人には教育費がかかる、父親が購入した土地に家を建てなければならない。休む暇はなかった […]

  • 2021年12月27日

【陸前高田h.イマジン物語⑧】夢のホテルマンに

新聞の求人広告から 【寺島英弥】「日本の戦後復興の象徴」と称され、アジアで初めてとなる東京オリンピックが開かれた1964年。開催期間中(10月10~24日)、5万人もの来日外国人が滞在した国際化時代の幕開けであり、迎え入れるための顔となる巨大ホテルが […]

  • 2021年12月17日

【加茂青砂の設計図】一番目の船「幸勝丸」大友幸雄さんの物語②後で分かった大変さ

「いつも眠かった。時間なんか関係ねえんだ、夜中の1時、2時にたたき起こされ、暗い中、母船から川崎船に乗り移る。10人分の飯が入った箱型のおひつ、みそ汁が入った鍋、それにたくわん1本も、10人でたった1本な、を渡されてな。漁場につくまで、立ったままで飯 […]

  • 2021年12月15日

震災から10年 「風評」との闘いに打ち克ったリンゴ農家 福島県新地町

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東日本大震災の後、東北、とりわけ福島県の被災地は原発事故との「二重の災害」に苦しんだ。農水産業の生産者は根強い「風評」と闘わねばならなかった。それから10年。筆者が当時取材に通った同県新地町のリンゴ農園を再訪した […]

  • 2021年12月10日

【加茂青砂の設計図】一番目の船「幸勝丸」大友幸雄さんの物語①ど真ん中の剛速球

一番目の船「幸勝丸」大友幸雄さんの物語①(昭和11年3月6日生まれ) 【土井敏秀】秋田県・男鹿半島に引っ越して来て、最初に「ど真ん中の剛速球」で、声がけしてくれたのが「幸雄さん」である。1998年(平成10年)4月、加茂青砂集落の春の例大祭の懇親会の […]

  • 2021年12月3日

【加茂青砂の設計図】第2部プロローグ・漁師に定年はない

【土井敏秀】秋田県・男鹿半島西海岸にある加茂青砂集落にも、雪の季節がやってきた。日本海は遠くに望む水平線さえ時化で、デコボコにうねっている。そのうねりは、繰り返し波を起こしては、白色をぶちまける。雪が覆い重なるように叩きつける。この「白い海」はほんの […]

  • 2021年11月15日

【女川ぐらし】サンマの季節に、4年ぶりに気嵐と邂逅

【福地裕明】「女川」と「秋」とくりゃあ、やはり「さんま」だろう。 女川港では今シーズン、9月27日に初水揚げされた。この週は29日、30日と続けざまに水揚げがなされ、規模は小さいながらも、「もしかしたら、豊漁シーズン?」と淡い期待を抱き、一日も早く、 […]

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TOHOKU360は、東北のいまをみんなで伝える住民参加型ニュースサイトです。東北6県各地に住む住民たちが自分の住む地域からニュースを発掘し、全国へ、世界へと発信します。

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