- 2022年7月29日
【加茂青砂の設計図】男鹿里山6人男㊦それでも、ひとは里山に向かう
【土井敏秀】「男鹿の里山と生きる会」が、その活動の基本に据えているのは、次の世代、子供たちの世代に、何をどう伝えていくか、である。船木一人さんの「自分が生かしてもらっている環境(生存装置)を後世に、綺麗なまま残すことが人としての役割だと思っています」 […]
【土井敏秀】「男鹿の里山と生きる会」が、その活動の基本に据えているのは、次の世代、子供たちの世代に、何をどう伝えていくか、である。船木一人さんの「自分が生かしてもらっている環境(生存装置)を後世に、綺麗なまま残すことが人としての役割だと思っています」 […]
【鈴村加菜】32年前、韓国から山形県朝日村(現鶴岡市)に「韓国人のお嫁さん第1号」としてやってきた阿部梅子(金梅永)さん。阿部さんがキムチひとつで立ち上げた「うめちゃんキムチ本舗」は、地域に根ざした企業として経済の活性化や地域の雇用を生み出す役割を果 […]
【土井敏秀】「男鹿の里山と生きる会」のメンバーに尋ねた質問の一つに、「『男は一生に一度、ひとりで水平線に向かって漕ぎ出さなければならない』。これを聞いて、どう思うか」がある(私が30代の会社員のころ、青森県下北半島のむつ支局に勤務していた際、同じ世代 […]
【黒田あすみ】記者は好奇心の赴くままに”ひとりあるき”するのが好きです。面白い発見をしたり、嬉しい出会いがあったり。些細な疑問から、芋づる式に増えていく知識もたのしい。たまの遠出はもちろん、日常のそこかしこにも心満ちるひとときは散らばって […]
前回は、秋田県・男鹿半島に建設が計画されている、陸上大型風力発電所に対し、「男鹿の里山と生きる会」のメンバー(共同代表)がそろって、歌舞伎の口上よろしく挨拶を述べましたが、今回からの3回は、危機感を持って結成した会のメンバー6人、ひとりひとりの思いを […]
【三浦真実】仙台市中心部のほど近く、寺院が多く建ち並ぶ閑静な地域にある連坊小路小学校に、大きな銀杏の木がそびえ立っていた。この木は2本並んでるように見えるが、実はひとつの木から枝分かれしたものだ。その木の樹齢は100年以上。聞くと太平洋戦 […]
【土井敏秀】「男鹿の里山と生きる会」は、男鹿市五里合琴川(いりあいことかわ)地区に、陸上風力発電所建設計画が公になったことで発足した。男鹿半島の里山で生きる先行きに、明るい兆しを見ている若手6人が、抗議の声を上げた。里山が産み出す暮らしのありようが、 […]
【土井敏秀】男鹿市五里合琴川(いりあいことかわ)地区に急浮上した、大規模風力発電開発計画は、この地区の自然環境や、悲観的にとらえられがちな「耕作放棄地」を、未来をともす明るい兆しとして、将来図に描いている佐藤毅さん(47)たちに、大きな壁となって立ち […]
【土井敏秀】山に入って、自分の確かな居場所を得た佐藤毅さん(47)には、どうしても踏み出せない、いや踏み出さない方がいいだろう、1歩がある。「コメの収量は今年、ちょっと増えそうですが、『お金』にはしたくないです。1株1株、1本1本を時間かけて、丁寧に […]
【土井敏秀】「山には、行く必要があるんです。山はいつ行っても、行くたびに発見があります」。佐藤毅さん(男鹿市五里合琴川)が、そう強調できる「証明書」は本人の体調である。「山で仕事をした後、ほかの仕事、例えばパンを焼いたり―をすると、疲れます。でも逆に […]