- 2022年3月3日
【詩の連載・手紙#6】手伝う
震災から10年が経った仙台からお届けする、詩と写真の連載「手紙」。詩人・武田こうじさんの詩に、編集長が東北各地で撮影した写真で返信します。 “手伝う” 放課後のざわめき暮らしの欠片につかれた食卓商店街で風はおいかけっこ町並みへ […]
震災から10年が経った仙台からお届けする、詩と写真の連載「手紙」。詩人・武田こうじさんの詩に、編集長が東北各地で撮影した写真で返信します。 “手伝う” 放課後のざわめき暮らしの欠片につかれた食卓商店街で風はおいかけっこ町並みへ […]
震災から10年が経った仙台からお届けする、詩と写真の連載「手紙」。詩人・武田こうじさんの詩に、編集長が東北各地で撮影した写真で返信します。 “てがみのあなた” ひとつをたくさんの言葉で書いてしまう 春の雨は甘く余韻を洗う 暮ら […]
“てがみ” ときのながれにそっとてをのばすようにすなはまにゆれるいっぽんのき ことばにできないそんなことばにかこまれてまちはないた あれもこれもあいしていた あのひからわからないくりかえしてがみをかいている ここであなたとであ […]
仙台在住の詩人・武田こうじさんによる写真と詩の新連載「もうちょっと後で光って」。TOHOKU360にて2020年5月より、週末に掲載しています。 子ども頃、カレーライスというのは「みんなが好きなもの」というとてもざっくりした人気メニューだったように思 […]
仙台在住の詩人・武田こうじさんによる写真と詩の新連載「もうちょっと後で光って」。TOHOKU360にて2020年5月より、週末に掲載しています。 先日、母から「部屋を片付けていたら、見つけたんだけど」と言われて、新聞の切り抜きを見せられた。それは河北 […]
仙台在住の詩人・武田こうじさんによる写真と詩の新連載「もうちょっと後で光って」。TOHOKU360にて2020年5月より、週末に掲載しています。 9月26日(土)から来年の1月31日(日)まで、せんだい3.11メモリアル交流館で『うみべの小学校』とい […]
濁ってしまう混ざってしまう川はこの街の腕のように夕暮れはこの街の背中のようにあなたを運んでいく 言葉から遠く遠く 伝えたいことがある 痛みを薄めてしまうことを責めて正しく生きていたいと思ったではどうしてぼくたちは食べてしまうのか自分のことも保てないつ […]
なかなかできなかったけれど電話を捨てたぼんやりと「できなかった」の正体が見えてくる今までもそこにあっただけど それがわからなかった小さくまとまった髪を強く 掴んで ぼくをその中に置く 形のあるものは答えのように振る舞うひとついちまい壊してしまうことが […]
仙台在住の詩人・武田こうじさんによる写真と詩の新連載「もうちょっと後で光って」。TOHOKU360にて2020年5月より、週末に掲載しています。 朝 <ところで、ぼくは誰なんだろう。とてもこだわってきたけれど、そもそも自分とはなんだろう。そして、この […]
甘く冷やしておいた沈黙のとなりだれにもわからないことそこからふたりのときは離れてもいい遠くに歩いてしまえばいい やっと言えたもういらないの柔らかい雨が終わりと始まりを告げるそれでねうんやっぱりうんどうしてもいやだそうじゃないじゃあどうしたらいい 真っ […]