- 2022年3月10日
【詩の連載・手紙#7】ぼくにだけ、聴こえた。
震災から10年が経った仙台からお届けする、詩と写真の連載「手紙」。詩人・武田こうじさんの詩に、編集長が東北各地で撮影した写真で返信します。 “ぼくにだけ、聴こえた。” 泣くのに疲れた誰かが誰かの涙を数えている 正しさを求めた誰 […]
震災から10年が経った仙台からお届けする、詩と写真の連載「手紙」。詩人・武田こうじさんの詩に、編集長が東北各地で撮影した写真で返信します。 “ぼくにだけ、聴こえた。” 泣くのに疲れた誰かが誰かの涙を数えている 正しさを求めた誰 […]
【木村篤耶(尚絅学院大学2年)】2011 年3月11日に起きた未曽有の東日本大震災。その津波は東北の太平洋沿岸のあらゆるものを吞み込んだ。荒セツ子さんは、名取、岩沼両市にまたがる仙台空港近くで警察官だった息子を亡くした遺族の1人。荒さんはその年から、 […]
【若穂囲優華(尚絅学院大学1年)】2011年3月11日。あの日の大地震の後、すぐ近くの公民館に一緒に避難したわが子を、津波で亡くした名取市閖上の丹野祐子さん。避難生活の後も閖上に留まることを決め、海抜5メートルの高さまでかさ上げされた土地に新しい家を […]
【内山瑠琉(尚絅学院大学1年)】2011年3月11日に起きた東日本大震災。名取市閖上の人々は、その日襲った津波に肉親も町も暮らしも奪われた。地元で語り部の活動をしている丹野祐子さんは、義父母と息子を失った。十年余りが経った今もなお、つらい体験を多くの […]
東日本大震災から、きょう9月11日で10年半を迎えました。新型コロナウイルスの影響で震災伝承施設への来場者が大きく減る中、震災の体験を語り継ぐ「語り部」のみなさんはどのような思いで活動を続けているのでしょうか。ローカルジャーナリストの寺島英弥さんが、 […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】「レクイエム(鎮魂曲)・プロジェクト」。東日本大震災の後、2013年から仙台市で毎年催されている、犠牲者の追悼と生きる者への励ましの合唱コンサートだ。 主宰者は作曲家上田益(すすむ)さん(65)=東京在住=。関西 […]
【連載:陸前高田 h.イマジン物語】東日本大震災で店舗が流出し、2020年に復活した岩手県陸前高田市のジャズ喫茶「h.イマジン」。ジャズの調べとコーヒーの香りに誘われて、店内には今日も地域の人々が集います。小さなジャズ喫茶を舞台に繰り広げられる物語を […]
【渡邉貴裕】仙台の沿岸部と街中、沿岸部のまち同士の交流を深めようと震災後から開催されているイベント「3.11オモイデツアー」が、コロナ禍での1年以上の自粛期間を経て7月、仙台市宮城野区の蒲生で再開しました。感染予防対策が施された上で、参加者は屋外で映 […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】陸前高田にあれから丸10年が巡ってきた今年3月11日、土色のかさ上げ地に生まれたての街並を見下ろせる本丸公園。東日本大震災の大津波を目撃したのと同じ場所に立って「あの時」を回想する、ジャズ喫茶「h.イマジン」店主 […]
すっかり変わった風景 【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東日本大震災の大津波から丸10年を刻んだ3月11日。黙祷を呼び掛ける陸前高田市の防災無線のサイレンが終わり、「h.イマジン」のお客さんが一人二人と帰っていくと、主人の冨山敏勝さん(79)はふ […]